ハリケーンレーン 災害時から見える アメリカ社会の「家族ファースト」の価値観

   

ハリケーンレーンは、トロピカルストームへと変わり、勢力を弱めてオアフ島南の海上を北西に進んでいます。速度が非常に遅く、今夜から翌未明にかけてもっとも接近するそう。。

 

今回、ハワイでのハリケーンを経験し、アメリカ社会の家族ファーストの価値観がよく見えてきました。

22日(水)、ハワイにハリケーンが接近してきた段階で 「ハリケーン警報(ハリケーン)」 が出されました。

この警報が出ると、重要なポジションを除いた政府職員や、多くの一般企業で23日(木)、24日(金)は休業となりました。

ハワイ唯一の公共交通機関ザ・バスも、23日18時で運休を決定。その後続々とSNSなどで、レストラン、個人商店、モールなどが、23日(木)24日(金)の休業をアナウンスし始めました。

24日(金)にはアラモアナセンターやワイキキのABCストアも閉店し、観光客の方はごく一部の開いているお店に詰め掛け列をなしているようです。

休業の案内を見ていると、日本の台風時の休業案内では見られないような内容が。

「ハリケーンレーンの接近に伴い」という文の後に、 「従業員と顧客の安全の為」、「従業員が家族と一緒に安全でいられるよう」 という理由が目立ち、良い意味で驚きました

一部のお店の休業案内を紹介。

The Pig and the Ladyさん(@pigandthelady)がシェアした投稿

    • ピッグアンドザレディ、ピギースモールハワイ
      (As we are still anticipating #hurricanelane, we want our staff to be safe with their families. @pigandthelady and @piggysmallshawaii will be closed today (Friday, 08/24) for dinner.) ハリケーンレーンによる被害が予想されるため、当店ではスタッフが家族と一緒に安全に過ごせるよう、今日のディナーはクローズします。 」

 

Down to Earth Hawaiiさん(@downtoearthhi)がシェアした投稿

  • ダウントゥアース
    「 (To ensure the safety of our customers and team members, we will also be adjusting our store hours for tomorrowお客様と当店のメンバーの安全を確保するため、明日の開店時間については天候を見て調整します。」

 

Haleiwa Joesさん(@haleiwajoes)がシェアした投稿

  • レストラン ハレイワジョーズ
    「 (STAY SAFE, be aware, and take care of your families ) (休業案内の後….)安全に気をつけて、家族をケアしてください。

 

日本の台風時の休業案内で、「従業員の安全」、や「従業員の家族」というような言葉はあまり聞かないですよね。今回のハリケーンから、 アメリカは家族ファーストなのに対し、日本は、災害時に欠くことができない職業以外の人であっても、「社会的使命ファースト」なのかな、 と感じました。

また、臨時休業の案内を見ていると、日本でよくある「申し訳ありませんが」というワードや、「ご迷惑をおかけしますが」という謝罪のワードをほとんど見かけません。

シンプルに、『従業員とお客様の安全を確保するため、明日は休業とします。ご理解ありがとうございます!安全に過ごしてください!』と言った感じで、謝りを含めた文章は数えるほどしかみかけませんでした。

ここにも、従業員と顧客の安全を確保することの方が当然大事である、というアメリカのの価値観が伝わってきます。

ハワイは火山はあるものの、ハリケーンが到来する数や地震の起きる頻度が日本より少ないため、今回のハリケーンがより非日常な出来事であることも関係しているのかもしれませんが、従業員と顧客の安全を考えて営業を休止することが政府から推奨され、家族と一緒にいられる社会も良いものだと感じました。

(観光客の方からすると困ると思いますが……)

 

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