【後半】私がハワイに住んで驚いた15のこと。住宅価格、ホームレス、ハワイ式挨拶など – ハワイ生活ブログ

先日書いた「【前半】私がハワイに住んで驚いた15のこと」の記事で、私が驚いた7つのことを紹介しました。この記事では、残りの8つについてシェアしていきます。

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住宅価格の高さ

全般的にハワイの生活コストは高いと言われていますが、一番人々の生活を圧迫しているのが住宅の価格、賃貸であれば家賃です。特にオアフ島の住宅購入価格を知ったときは、目が飛び出そうになりました。そのデータがこちら↓

ハワイ、オアフ島の住宅購入価格の中央値(2017年)

  • 戸建て

    オアフ島全体:$795,000 (8745万円)
    東オアフ:$1,200,000 (1億3200万円)
    ノースショア:$895,000(9845万円)
    カネオヘ:$970,000(1億670万円)
    西オアフ:$462,000(5082万円)
    エバビーチ:$659,000(7249万円)
  • コンドミニアム
    $410,000 (4510万円)

中央値なので、全体の半分の人はこの値より高い値段で買っており、全体の半分はこの価格より低い価格で買っているということになります。

オアフ島で今から一軒家を買うとなると、上記の通り高額となります。カポレイやエバビーチなどの新興住宅街には新しく、1億円以下の物件もありますが、ホノルルから離れるのでラッシュアワーの渋滞がひどく通勤に時間がかかるのが難点。

ホノルルエリアや、他の人気の住宅エリアとなると更に価格があがるので、築50年など古いお家を1億円以下で購入し、リフォームする人もいます。びっくする程古めかしい見た目の一軒家でも1億円以上するので、「1億でこれ…!?」と思ってしまうのですが、それがハワイのプレミアロケーションの相場価格なのです。(気になる方は、売買・賃貸物件リストを見ることができるウェブサイト「www.zillow.com」で見てみてください)

 

ハワイ カイムキ
ダイアモンドヘッドから、カイムキ方面を撮影。昔ながらの戸建てが並ぶ。この辺りは1億円以上の物件ばかり。

コンドミニアムは比較的手の届く価格ですが、ホノルルで5000万円くらいまでの物件というと、1950年代以降に建てられた古い物件になります(改装されているので部屋の中はそんなに古さは感じないかも)。カカアコに建つ新しいコンドミニアムなどは、低層階で小さめの2ベッドルームでも7000万円くらいからということが多く、こちらも高額です。

ハワイ コンドミニアム
アラモアナ/ワードエリアの高級コンドミニアム

ハワイでは、「購入可能な金額の住宅の供給」と「ラッシュアワーの渋滞」は2大社会問題なのです。

参照記事>>>“Median price for home on Oahu will hit $800K this year, analysis predicts”

家賃や住宅購入はローカルにとっても大きな問題の一つ

これだけ住居費が高い中、一体どうやってハワイの人たちは暮らしているのか?というと、まず夫婦共働きが基本

高い家賃を毎月払う人ももちろんいますが、親や親戚の持ち家に同居する人も多いです。また、家族から相続する土地がある人なんかは、半分を売ったり貸し出したりし、残りの半分の土地で自分達の家を建て直す人もいます。

アメリカでは高校を卒業したら家を出て行き自立するのが一般的ですが、ハワイではこの住宅の高さ(また、アジア系住民の慣習など)から、働きだしても親と同居している人や、ルームシェアをして家賃を節約する人も多いです。

親の世代より前からハワイに住んでいて、家族から相続される家や土地があるローカルの人たちはすごくラッキー。昔から東京の都心に家を構えているようなイメージです。

一番大変なのは、住宅の価格が急激に上がり始めたここ10年くらいの間にハワイに移住してきた人たちや、これから親のサポートなしで住宅を購入しようという人たち

実際、メインランド(アメリカ本土)であればハワイの半額で大きな一軒家が建てられる、ということもあり、アメリカ本土、特にカリフォルニアやラスベガスに引越していくハワイの人たちも多くいます。

ただ、日本から駐在などで一時的にハワイに滞在し、いずれは日本に戻る予定であれば、毎月の家賃($1600ドル以上くらい~)や必要な出費さえ払えていれば心配はないと思います。

 

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ホームレスが多い、子ども連れのホームレスも…

ハワイのホームレス問題は、地元でも大きな問題になっています。

ハワイ地元紙ホノルルスターアドバタイザーの記事によると、オアフ島単体で約5000人のホームレスが確認されているとのこと。

日本で暮らしていて、こんなに多くのホームレスの人を見ることがなかったのでとてもショックを受けました。同時に、なぜなのか?と、強く関心を抱くようになり、地元のニュースやテレビで情報を集めていると、ショッキングな事実が見えてきました。

・一度ホームレスとなり住所がなくなると就職が難しくなるということ

・深刻な精神疾患・ドラッグ中毒となり、自分ではどうすることもできない状態の人々

・ミクロネシアやアメリカ本土などからの移住してきたものの、ハワイの物価の高さから生活が追いつかなくなりホームレスとなる人、

・最低賃金でフルタイム働いているが、家を借りる余裕はなく、子ども連れでホームレスになりテントや車で暮らしている家族、

・オアフ島西にある大きな、自治ホームレスコミュニティで暮らす人々

など、ひとくくりにはできない様々な要因とタイプがあることがわかりました。

 

ハワイ州やホームレスをサポートする非営利団体は、様々なサポートを打ち出しており、

・ホームレスシェルターの運営、

・アメリカ本土から来てハワイでホームレスとなった人たちに、ホームタウンへ帰る航空券のサポート、

・ホームレスの人が一時滞在できるキャンプエリア、「オハナゾーン」が検討されていたり、

・月額725〜900ドルで住むことができる、仮設住宅コミュニティの設営(詳細は、現地日本語メディアの日刊サンの記事「カハウイキ・ビレッジ、入居開始 東日本大震災の仮設住宅を再利用」を参照)、

このように、様々な対策が取られています。

一番路上生活から抜け出すのが難しいのはドラッグ中毒や精神疾患を抱えた人たちで、非営利団体の医療チームが無料で治療を受けるようアプローチを行っていますが、治療を拒む人も多くものすごく時間がかかるようです。(地元メディア、ハワイニュースナウのこのドキュメンタリー動画から見ることができます。ショックを受けるかもしれませんが、実態がよくわかります)

市は、ホームレスのシェルターに入るよう呼びかけたり、歩道やバス停で座り込みが出来ない法律を作ったり、ホーレスの多く集まるエリアは撤去を行ったり、収入が低い人向けに比較的安く入れるアパートを作ったりと日々対策が行われています。そうしたこともあり、ハワイ州全体では、2017年から2018年にかけて10%ほど減少したそうです。

 

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子どもができたけど「結婚」は数年先

ローカルのカップルで、子どもができたけれど結婚はしない。でも家族として一緒に生活している、という人が多く最初は驚きました。

日本だと子どもができたら結婚しなければいけない、という風潮がありますが、ハワイでは子どもができても結婚はせず、ボーイフレンド・ガールフレンド、又はフィアンセ(婚約者)という関係でしばらく過ごし、何年か経ってから結婚するというパターンはよくあります。

日本ほど「子どもができたら結婚しなきゃいけない」という社会や周囲からのプレッシャーが少なく、親もあまり干渉せず、本人たちが良ければそれで良い、という感じが伝わってきます。ボーイフレンド、ガールフレンドの状態で(子どもがいてもいなくても)どちらかの親と同居している、と聞いた時は更に驚きました。

 

「痩せたね!」はNG!結婚式での脱ぎ芸はもっての他!モラル意識高め

体に関することを指摘するのはタブー

これはハワイだけではなくアメリカで、ですが、「あれ?太った?」や、ほめるつもりでの「痩せたね!」など相手の体に関することを発言するのはタブーになります。日本ではテレビや実社会でも女性男性問わず、体形に対して気軽に指摘・発言する習慣がありますが、アメリカでそのような事を言うと、モラルが低いと見られてしまうかも..。

特に職場などで、ほめ言葉であっても「○○さん、痩せたね」などというコミュニケーションはアメリカでは好まれないので注意が必要です。服装や髪型、持ち物を褒めるのはよく聞きます。

年齢を聞くときは慎重に

日本のように年齢を聞くこともありません

ハワイに来てから、日本人以外の人に年齢を聞かれたのは1、2回くらい。唐突に聞かれたのではなく、会話の中で疑問に思ったようで、必ず、「ごめんね、もし聞いてよかったらなんだけど、いくつだっけ?」というように、前置きがあった上で聞かれました。

日本や東アジアの国々では儒教の影響から、相手の年齢を把握することが重要と捉えられていますが、ここアメリカではそういった文化はないので、年齢を知らない人もたくさんいるし、相手の年齢を索することは、なんだか恥ずかしいと考えるようになりました。

結婚式での「脱ぎ芸」はもっての他

こちらでローカルの人の結婚式に何度も出席させてもらった中で、日本で時折り見かける、笑いを取り盛り上げる為の「脱ぎ芸」の余興は一度も見たことがありません。老若男女がいるフォーマルな場で、そういった余興をするのはモラルの面で問題があるよう。こちらの余興と言えば、プロのバンドやパフォーマーを呼ぶことが多いです。

また、結婚する人の民族性が良く出る場でもあり、日系であれば、鏡割り&万歳三唱で乾杯をしたり、太鼓パフォーマーを呼んだり、フィリピン系の人はダンスが好きなようで、クラブのダンスホールのように参加者が踊り続ける結婚式もあります。

 

ハワイ式の挨拶はチークキス!

ハワイのローカルの人は、頬同士を合わせるチークキスで挨拶をします。最初、これにすごく戸惑いました。笑

ハワイで育ったローカルの人たちと挨拶するときに、「久しぶり~」「また会えてうれしいわ~」のような言葉を添えて、片手で相手の肩をハグしながら頬と頬を合わせて挨拶します。男性と女性、又は女性同士の場合で行われ、男性同士は今のところ見たことはありません。

いつでもどこでも全員とする訳ではなく、状況にもよるので、私は今のところ相手の様子を見てするようにしています。笑 さすがに、ハワイに住んでいても日本人同士ではしません。アメリカ本土の人もしないかな。「ハワイで育った人」というのがポイントです。

ちなみに、チークキスをしない場合は、握手や手を振ったりして挨拶します。いずれにしても挨拶の仕方が日本と全然違うので戸惑いますが、慣れていくしかないなぁというところ。

日本のように会釈で挨拶するという習慣はないので、つい癖でしたくなっても、アメリカ人にとっては意味がわからないものになるか、アメリカに馴染んでいない感じがするのでしないようにしています。

 

多民族、多文化が混ざりあっているのがハワイ

日本では、文化は「日本の文化」一つ。アイデンティティは「日本人としてのアイデンティティ」一つという認識がメインストリームかと思います。

それに対して、たくさんの民族や文化が存在し混ざりあっているのがハワイ。フィリピン系、日系、サモア系、ハワイアン、どの民族であるかに関わらず、「ハワイで育ったハワイローカルである」ということが一つのアイデンティティになっています。それと平行して、自分の家族がどこから来たのか、という「自分の民族としてのルーツ」を、もう一つのアイデンティティとして持っている、という感じ。

ハワイでは、2月の「旧正月」は、チャイナタウンだけでなく、各モールや学校などでもお祝いされていたり、4月にはアイルランドのお祭り「セントパトリックスデー」をお祝いする大きなブロックパーティが開かれ、5月は日本の子どもの日を「キッズデー」と言い、学校でこいのぼりを作ります。色んな国、民族の文化を学びながらハワイの子どもたちは育ちます

2月の旧正月を祝うお祭りの様子。チャイナタウンにて。
チャイナタウンのバンクオブハワイは中国式の装飾。旧正月を祝うチャイニーズライオンが登場。

また、ハワイの食文化も、多様な文化を実感するポイント。

ハワイに来たら一度、セブンイレブンを覗いてみてください。陳列棚には日本のラーメンに、フィリピンのチキンアドボ、ベトナムのフォー、ハワイアンのカルーアポーク、もちろんアメリカのハンバーガーなど、各民族の料理が並べられており、まるでハワイの縮図のよう。

ハワイ セブンイレブン
巻き寿司や、ポケ、ファーマーズマーケットオーなどが並ぶセブンイレブン

ちなみに時々、「ハワイに住んでいる人」という意味で「ハワイアン」という言葉を使う人がいますが、ハワイで「ハワイアン」とはネイティブハワイアンの血筋の人のみを指します。ニューヨークに住む人をみんなひっくるめてニューヨーカーと言いますが、ハワイに住んでいる人をハワイアンとは言わないので、注意したいところ。

 

めざましい日本企業の進出

2016年にハワイに来て、以前に増してハワイでの日本企業進出の数の多に驚きました。

特に、飲食、不動産、ウェディング、旅行業界に多く、規模の大きい会社から小さめの会社まで数え切れないあります。特に多い飲食で一部の会社をあげてみました!()内は日本の拠点です。

とんかつ玉藤 ハワイ
カパフルアベニューにある「とんかつ玉藤」。ローカルにも人気で毎日列ができるほど。

フジヤマテキサス(調布)
とんかつ 玉藤(札幌)
活美登利寿司(東京)
銀座おのでら(銀座)
串カツ田中(大阪)
カレーハウスCoCo壱番屋(愛知)
・ヘブンリーやアロハテーブルを手がける株式会社ゼットン(東京)
・お弁当屋さん「まま家」の運営や現地セブン-イレブンへ商品を供給するわらべや日洋ホールディングス株式会社(東京)

などなど。日本の味、雰囲気がハワイでも味わえるのでよく利用しています!

初めてヘブンリーに行った時、日本の会社が運営しているとは知りませんでしたが、注文したフォーを食べてみて、丁度良いサイズ感、海外で食べているにもかかわらず違和感なく口に合うことに驚いていたのですが、後から日本の会社と知って納得しました。

よく、「どうしたらハワイで働いたり、住んだりできるのか?」と聞かれますが、こういったハワイに進出して来ている業界において日本で経験を積み、ハワイに進出している日本企業に転職する、というのは一つの方法ではないかと思います。他の業界でもハワイに進出している企業はたくさんあるので、リサーチしてみてください。

 

物欲を満たさなくても、幸せを感じられる

物価や家賃が高く車も必要なハワイなので、お金が「なくても」幸せとは言えません。むしろお金がないと、日本以上い生活が成り立たない危機感はあります。

ですが、美しい海と山、一年中心地の良い気候、住宅街になるマンゴーやパパイヤなどの自然の恵など、お金のかからないすぐそこにある自然から、毎日幸せを感じることができます。

ゴールデンアワーの、クイーンサーフビーチ

日本にいた時は何不自由なく欲しいものを買い(そんなに高い物を買うタイプではなかったけれど)、旅行や、美容院やエステに行ったりと、いかに「お金を払って得られるもの」から満足を得ていたかということに気がつきました。ハワイに来てからは、先ほど書いたような「お金では得られないけれど、すぐそこにあるもの」に幸せを感じるようになり、物に頼ることがなくなりました。

日本にいる時は、収入を落とすことを恐れていて、今まで通りに欲しいものが買えない生活ってどんなものなのか想像できあいでいました。ですが今、全ての物において、日本にいた時よりもグレードダウンしないといけなくても、特に不自由ないし幸せだなぁ~と感じます!

休みの日は、サーフィンやシュノーケルをして、疲れたらビーチの木陰で持ってきたサンドウィッチを食べ、帰りに道に$3.50のシェイブアイスでクールダウンし、家に帰ってシャワーを浴び、夜ご飯を食べて寝る。これ以上パーフェクトな休日はない!と自信を持って言えます。

ワイオラシェイブアイス ハワイ
ワイオラシェイブアイス

最後に

ハワイで働き生活をして、ローカルの社会と関わって生きていくと、それまで見えてこなかったハワイが見えてきて「ハワイってこういうふうに社会が回っているのか」と驚くことがたくさん出てきます。

日本やハワイの外から引越してくる人にとって、それまで外から見ていた「バケーションを楽しむハワイ」とは大きな大きなギャップがあり、戸惑ったりするというのも時々聞きます。

ビーチフロントの新しいコンドに住む人なんて一部だし、当然ながら、ホテルでブレックファーストを食べる生活をする訳でもない。貧しいエリアも存在するし、家では虫は出るし。。働いたり、学校へ行き出すと、旅行で来ていた時のハワイとは全く別世界に感じることがあります。

人によっては不自由に感じることもあるのかもしれませんが、私はそれでもハワイが大好きなので、今の色々な問題が解決されていくことを願いながら、この美しいハワイがずっと続いていくように自分にできることをしていきたいと思っています。

(例えば、ビーチのゴミ拾いとか。ハワイの海岸では、プラスティック類のゴミが打ち上げられて環境を汚染していたり、自然の動物が体内に取り込んでしまうことが問題にななっています。)

 

とっても長くなりましたが、「【後半】私がハワイに住んで驚いた15のこと」読んでいただきありがとうございました!

【前半】私がハワイに住んで驚いた15のこと
アメリカのレストランマナーはこんなに違う!チップに支払いだけではない驚きの違い

の記事もよければご覧ください!

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